Café WALKABOUTは趣味の部屋です。

自由なくつろいだ空間にしたいですね。

特にジャンルを決めることなく、日常のできごとなどを綴っていこうと思います。

ポレポレやっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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 水槽
2025/3/7
先週はとても暖かく、日曜日は5月を思わせるほどでした。
そこで久しぶりにクマノミ水槽の掃除をすることにしました。掃除をする間、クマノミは別のバケツに移しておくので、なるべく水温低下の影響を受けないようにしたいからです。
水槽内のコケ取りと海水の2/3を入れ替え、気泡の出が悪くなったプロティンスキマーも清掃しました。
綺麗になった水槽にクマノミを戻すと、なんとなく嬉しそうにしている気がしました。我が家のクマノミは今年の9月で18年目を迎えます。熱帯魚屋さんで購入した時は1.5cmぐらいだったので、おそらく生後半年から1年くらい経っているのではないかと思います。なので、推定18歳か19歳ですね。

水槽はもう1つあり、子供が釣ったカエルウオを飼育していました。そのカエルウオですが、3ヶ月ほど前に死亡していました。岩陰に隠れていることが多いので気付かなかったのですが、何日も出てこないことから分かりました。残念でしたが、それでも7年間生きていたので寿命だったのだと思います。Webで調べてみると、カエルウオの寿命は3年から5年程と記載されていたので、特別なことをしていないけれど、長生きしてくれてありがとうと言う気持ちです。

その後の水槽は生体はいないのですが水を循環させています。水が減ってくると足し、いわゆる加湿器的な役割になっていますね。
この春にはポンプを停め、水を抜き、ろ材を取出してメンテナンスしようと思っています。使用しているポンプはレイシー(REI-SEA)の縦型ポンプで、もう25年間使っています。一度、異音がしたのでグリス注入などのメンテナンスをしたことがあるのですが、それ以外に不具合があった記憶はなく、とても丈夫で信頼性の高い製品だと感じています。さすが国産メーカーですね。まだまだ使えます。

今後のことはまだ何も考えていませんが、水槽をメンテした後に、また何か生物を飼育したいですね。

 
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 PCでお絵描き
2025/2/28
前回の記事で、シジュウカラが単独で来ていると記しましたが、先の土曜日にツガイで来ている姿を見ました。
観察したところ、どうやら以前から来ていたツガイのようです。給仕箱からヒマワリの種を銜えて、お決まりの場所で食べていること、単独で来ている個体は違う場所で食べていたことからそう思いました。食べる場所はどこでも良いように思えるのですが、個体ごとに気に入った場所があるようです。
いつものツガイが帰ってきたと思うと安心しました。これで、もしかしたら今年も巣箱で子育てする姿が見られるかもしれませんね。

さて、今回の記事の題は「PCでお絵描き」です。
何度か記事にしていますが、私は趣味としてフリーソフトのGIMPとペンタブレットを使ってPCで絵本などを描いています。
今も次の作品用に描いているのですが、描くのに夢中になってしまい、気付いたら作品に合わない絵になってしまうことが時々あります。そのような場合でも、元の画像を保存していれば作業を戻すことが出来るので、デジタル作画は便利ですね。(保存を忘れて涙目になることもありますが…)

つい先週もそのようなことがありました。シママングースの絵を描いていたのですが、描き込みすぎて写実的になってしまい、他の絵とのバランスから作業を一からやり直しました。
それでも、せっかく描いた絵のデータを削除するのは忍びないので、この場に掲載することにしました。手描きですが、GIMPを使い始めて1年半の素人でも、結構描けるものですね。基本的に、普通に紙に絵を描いたり色を付けたりするのとそれほど変わらないと思います。

外出先で気軽にスケッチとはいかないですが、PCでお絵描きもなかなか楽しいです。具材などの費用が掛からないのも助かりますね。

※絵は作業を止めた時点のものなので、未完成のままです

 
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 冬の庭先
2025/2/21
この冬も庭にある鳥用の給仕箱にひまわりの種や雑穀を入れ、小皿には切ったミカンの実を入れています。
やってくる鳥は、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、キジバトと言ったいつも見慣れた鳥たちです。
しかし、シジュウカラは去年と一昨年に庭の巣箱で子育てしたツガイは来ておらず、他の個体が1羽で来ています。今年も子育てが見られるか楽しみにしていたのですが、難しいかもしれません。
来ている個体は体が大きいので、たぶんオスだと思いますが、今後パートナーを見つけてやってくることもあるかもしれないので、それを待っていようと思います。

  

ミカンの実は、ヒヨドリが入れないように自転車カゴを逆さまにした中に皿に入れて置いてます。以前はヒヨドリも食べられるようにしていたのですが、ミカンの皮を摘んで持って行ってしまい、近隣に落ちていることがあったのでそうしました。自分の家の敷地内であれば構わないのですが、他所にごみを置かれるのはダメですからね。自転車カゴの網目はメジロが通れる大きさがあるので、メジロは中に入って食べています。
時折ヒヨドリがやってきますが、カゴの中に入れないのが分かり、以前のように頻繁に来たり鳴いたりしていないですね。

キジバトは以前から周辺に住んでいて、よく我が家の玄関前の樹に留まっているのを見ます。近頃は給仕箱からエサが落ちているのか、庭の地面を突いている姿をよく見ます。私たちが危害を加えないことを分かっているのか、かなり近くに寄っても逃げ出さずにいます。こちらが気付かない内に近くまで来ていて、逆に驚かされることもあります(笑)。

庭に小さな菜園があるのですが、今は野菜を植えずに花の球根を植えています。昨秋にアリウムの球根を幾つか植えてみました。大きな球形の花を付けるギンガチュームを2つ植えているのですが、芽が出てだいぶ大きくなってきましたよ。
小型のアリウムも植えており、全て無事に開花してくれると嬉しいですね。
アリウムは極端な乾燥を嫌うので、冬の間は地面が乾燥し易く水やりが必要なのですが、ついつい忘れてしまいます。大きくなってきたので、今後気を付けなければならないですね。

    
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 ワッペン
2025/2/7
昨年、友人からキャリー付きのリュックサックを頂いて使用したところ、とても便利だったことを記事にしました。(小旅行用バッグ 2024/8/2 参照
その後、ひと回り大きいキャリーリュックを購入しました。選ぶに際して、引いて運ぶことが多いと思い、リュックの色は汚れの目立ちにくい「黒」にしました。年末年始の家族旅行ではそれに荷物を詰め込んで行きましたが、やはりキャリーが付いていると便利ですね。

しかし、1点だけ気になることがありました。飛行機で荷物を預けた場合、到着してターンテーブルから荷物を取る時に、黒色のバッグが多いので分かりにくいと妻に言われたのです。実は私自身も黒を選ぶ際にそう思い、自分の荷物だと分かる目印を付ければ問題ないだろうと考えていたのですが、そのままにしていたのです。
そこで、何か目印を付けることにしました。

初め、リュックにキーホルダーやピンバッジを付けようかと思ったのですが、輸送時に他の荷物と接触して外れる恐れがあるので却下し、リュックの生地が布製なので、布製ワッペンを貼ることにしました。
ワッペンはアイロンで押さえて熱で簡単に貼りつけられるものがあります。安価なものでも種類が沢山あるので、選ぶのに時間が掛かりました。
海外旅行に持っていくことも考え、ミリタリーや国を表すような物、過激なデザインは除外しました。オジさんの持ち物なのでキャラクター関連も敬遠しました(スターウォーズは気になっていたのですが辞めました)。いくつか候補を選び、貼れる面積を考慮して、最終的に2枚を注文しました。

ワッペンが届き、さっそくキャリーリュックに貼り付けました。ちょっと失敗(アイロンの熱でリュックのロゴが一部溶けて色が薄くなってしまった)してしまいましたが、誰でも持っていそうなリュックから、私のリュックになったように思えます(笑)。

※写真は昼と夜で撮ったので、色味が違って見えます。
 

余談ですが、ワッペンは補修にも使えますね。私が30年ほど前に買ったダウンジャケットがあるのですが、何かに引掛けて右肩袖が破れてしまっていました、その補修にワッペンを使ったのです。当時スターウォーズシリーズのエピソード7「フォースの覚醒(2015年)」が上映されていて、その関連でユザワヤ(手芸用品・生地・ホビー材料専門店)でストームトルーパーのワッペンを売っているのを見つけ、それを買って貼り付けました。もう10年前の話ですが、気に入ったワッペンを貼ると、古着もさらに愛着が増しますね。着る頻度は少なくなっていますが、ジャケットの品質がしっかりしているので今も現役です。

 
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 柚子酒
2025/1/31
12月初めに友人から柚子(ゆず)をいただきました。庭に植えてある樹に沢山なったので、持ってきてくれたのです。

さっそく柚子酒を作ることにしました。レモン酒作りの経験から、柚子は皮を剥いてざく切りにした実と、少量の皮を入れることにしました。皮から苦味成分が出すぎないようにするためです。
ホワイトリカーに柚子を漬けてから、年末に皮だけを取りだし、約2ヶ月経つので味見をしたところ良さそうだったので実も取り出しました。できたお酒は黄色味を帯びて綺麗です。
取り出した実はいつものようにジャムにしました。種が多く入っているので、濾器を使って実を潰しながら種を取り除き、出来た溶液にグラニュー糖を加え、煮詰めれば完成です。なかなか美味しく出来ましたよ。
柚子酒はほんのりと柚子の香りがして、口に含むと少し苦みを感じる甘すぎない甘味で丁度良いバランスのものになりました。もう1ヶ月ほど熟成させようと思います。

 

前に作っていたレモン酒ですが、3ヶ月経ち飲み頃になりました。これも美味しくできましたよ。レモンの風味と甘さ、程よい苦味が気に入っています。そのまま飲んでも良し、ソーダで割っても良し、ウォッカに混ぜてカクテルにして飲んでもなかなか良いですね。それから、お湯を入れてホットレモン酒にするとすごく美味しかったです。寒い季節にはぴったりですよ。ただ飲みやすいので飲みすぎには注意ですね(笑)。

これまでに作った桑の実酒、レモン酒、柚子酒を洗って取って置いたズブロッカの瓶に入れてみました。レモン酒はたまたまブランデーベースのリキュールを使ったので琥珀色になったのですが、3本並べると色の違いがあり見た目も綺麗でしょ? ズブロッカのバイソンの絵も気に入っています(笑)。

   
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 長崎
2025/1/24
高台にあるホテルから見える長崎の夜景は、中心街に輝く光の集積を漆黒の長崎港の海と稲佐岳のシルエットが囲み、稲佐岳の頂上付近には柔らかに光る三日月が浮かんでいました。

1945年8月9日。この地に原子爆弾が投下されました。今年は被爆から丁度80年の年になるのですね。
長崎には小学生の頃に修学旅行で来ました。その時は、平和公園、グラバー邸、浦上天主堂、大浦天主堂を訪ねたのですが、記憶はなんとなくしか残っていません。原爆資料館に行った覚えがないのは、たぶん児童に与える影響を配慮して学校側が旅程に入れなかったのだろうと思います。それでも平和記念像の大きさや、天主堂の厳かな雰囲気は覚えています。

その長崎に家族で訪れました。レンタカーを借りて、初めに訪ねたのは平和公園です。今回の旅は全て妻が計画したのですが、教育的な意味も含めて、子供たちに戦争や原爆の事実に触れさせたいと思ったのだろうと思います。丁度、昨年の12月に「日本原水爆被害者団体協議会」がノーベル賞を授与されたのもあって、良いタイミングだったのかもしれません。

  

平和公園に着くと大勢の中国人観光客が平和記念像の前で写真を撮っていました。旗を持ったガイドに引き連れられて移動している姿を見て、何だか随分遠い昔の光景のようにも見えました。
平和記念像は小学生の頃に見たのと変わりなく、大きく尊厳を保っていました。右腕を上げて人差し指で空を指し、左腕を水平に伸ばした印象的なポーズです。「右手は原爆を示し、左手は平和を意味している。」と修学旅行の時にガイドさんから聞いた言葉は今も覚えています。記念像の両側には「折鶴の塔」と呼ばれる小さな塔があり、その中に市内の小学生が折った折鶴(千羽鶴)が沢山掛けられていました。因みに折鶴は千羽鶴にして、直接この塔に掛けても良いそうです。

記念像にお祈りを捧げた後、原爆資料館に行くことにしました。公園の中心の道を歩いていくと「平和の鐘」や各国から寄贈されたいくつかの像があり、その先には「平和の泉」がありました。この泉は、原爆で焼かれ水を求めながら亡くなった犠牲者の冥福を祈りつくられたものです。そのような背景を知ることはとても重要なことだと思います。

平和公園の先には「原爆落下中心地」がありました。広場になっていて、大きな黒い碑が立っていました。そして、崩れかけたレンガ作りの塔のような構造物があったのですが、それは崩れ落ちた浦上天主堂の南側遺壁の一部が移築されたものだそうです。

広場の先に長い階段があり、そこを登っていくと原爆資料館に着きました。受付ホールで入館手続きをし、らせん状のスロープを下りていくと入口があります。このスロープには年代が記されていて、過去に向けて下りていることを意味していました。
入口を入ってすぐ、「壊れた壁掛け時計」が展示されていました。外枠が壊れ、針は原爆が落ちた時間を指したまま止まっていました。館内には原爆の爆発の大きさや爆弾の仕組み、被害を物語る様々な物証、原爆が投下される経緯や、復興の歴史などが紹介されていました。
被害の物証は、破壊された建造物の一部や高温で溶けた瓶、女子学生が持っていた炭化した米の入ったお弁当箱など、とても多くの物が展示されていました。そして、投下後に生き残った人々の苦痛や悲しみを彷彿させる物品や手紙などもありました。それらを見ていると、とても心が苦しくなってくるのを感じました。しかし、実際に起こったことであり、目を逸らしてはいけないと自問しながらひとつひとつ見ていきました。

その先は自然光が入る明るいフロアーになり、各国の核兵器の保有状況などの説明がありました。そのエリアにはガラスケースに入れられた金色に輝くノーベル賞のメダルが慎まやかに展示されていました。特にアピールすることもなく置かれており、それにとても心を打たれました。メダルも女学生の弁当箱も、等しく価値のあるものと感じられたからです。

世界中の人々がここ(長崎)で起こった事実を知り、感じて欲しいと心から思います。

窓の向こうには長崎の美しい夜景が広がっていました。しかし私の気持ちに高揚感はなく、輝く光の一つ一つの基に、ここで亡くなった方々の魂があるように思え、静かで哀しさを伴った複雑な感情が心を包んでいました。

  
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 ハウステンボス
2025/1/17
長崎県佐世保市にあるハウステンボスに初めて行きました。

中世のヨーロッパの街並みをイメージしたテーマパークの他に、パークの外にホテルや温泉施設もありました。かなり広く、敷地内を定期運行しているバスでホテルや温泉施設に行けます。勿論徒歩でも行けますがそれなりに時間が掛かります。私は温泉に行ってみたかったのですが、バスで行くのが面倒臭くなって結局行きませんでした。

パークは湾沿いに広がり、園内に運河が通っていました。風車もあって、なんとなくオランダのような雰囲気が感じられます。貰った園内マップを見てみると、湾奥のエリアはずばり「アムステルダムシティ」となっていました。そこには「マヘレの跳ね橋」のような橋もありました。各エリアには様々なアトラクションが用意されていて、閉園まで多くの人たちで賑わっていましたね。

  

私は並ぶのが好きではないので、日中は家族と別れて別行動することにしました。気ままに園内をぶらりお散歩です。子供と妻は目当てのアトラクションに行きました。アトラクションに並ぶ列は、どれを見ても40分~1時間ほど待つようでしたが、子供たちは5つか6つ体験して楽しかったようです。
私は各エリアを気ままにぶらぶら歩いていました。運河にはボートが定期運行していたのでそれに乗ってみたり、ベンチに座って花畑の中の風車を眺めたりしました。昼食には佐世保バーガーも食べましたよ。アトラクションなしでもそれなりに楽しめました。(初回だからこそと言うのもありますが…)

ふと気付いたのは、レストランやお土産屋さんはあるのですが、園内にコンビニの類はありませんでした。街並み風ではありますが、テーマパークなので、人々の生活空間ではないのです。調べてみると、園の入口と出口付近の2ヶ所にコンビニがあるのが分かり、行ってみることにしました。ホテルの部屋でちょっとアルコールを嗜みたかったので、自分用に買っておきたかったのです。レストランでアルコールは飲めますが、やはり部屋でくつろいで飲みたいですからね(笑)。勿論、子供たちのお菓子も買いましたよ。
出口で手の甲にスタンプを押して出ると、入口から再入場できました。

夜のパークはライトアップされて本当に綺麗でした。クリスマスをテーマにしたプロジェクションマッピングも催されていました。家族で観覧車に乗ると(さすがに並びました)、街並みやガーデン一杯にイルミネーションの輝く光景が見られました。家族皆で観覧車に乗るのは本当に久しぶりで、それがとても嬉しかったですね。

閉園前には「ウィンターナイト花火」がありました。約10分ほどの花火のイベントなのですが、音楽に合わせて花火が打ち上げられ、とても感動しました。おそらく打ち上げの発火装置にプログラムが組まれて、最適なタイミングで花火に引火しているのだと思います。花火と音楽がシンクロした様がとても見事で、終わると自然に拍手していました。

家族と行ったハウステンボス、楽しめました。

 
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 吉野ヶ里歴史公園
2025/1/10
佐賀県にある吉野ヶ里歴史公園に行ってきました。
実は、行くまではなんとなく遺跡があることを知っていたぐらいで大した知識はなく、特に期待感を持たずに行ったのですが、美しく整備された公園内に復元された古代の建物や発掘物の展示があり、とても興味深く素敵な公園でした。当公園は100ha以上の広さがあり、遺跡等を見学するだけでなく、散策するのにも良いですね。開けた草原を歩くのはとても気持ち良かったです。

訪れたのがお正月ということで、当公園で収穫された古代米で作った「おかず味噌」を一瓶貰えました。あたたかいご飯に乗せて食べても、練り物や焼き物に付けて食べても良さそうです。まだ蓋を開けていないのですが、ちょっとした記念日などで食べてみたいと思っています。楽しみですね。

私が味噌を貰って園内を散策している間、子供と妻は「勾玉づくり」の体験プログラムに参加していました。柔らかい高蝋石を砥石で磨いて作るのですが、綺麗に仕上げようと思うとそれなりに時間が掛かります。上の子は2時間磨いて1個作成しました。その間、下の子は2個作っていましたね。妻は1個作って、その後ずっと首に下げていました。

  

勾玉を作った後は、遺跡巡りをしました。竪穴式住居は他の場所で以前見たことがあったのですが、「南内郭」では、複数の住居や櫓(やぐら)が郭内に建てられいて、タイムスリップしたような感覚に捕らわれます。さらに驚いたのは「北内郭」の巨大な祭殿を中心とした建造物です。外からは、板壁が周囲を囲み内部が見られないようになっていて、入り口には真っ直ぐに入れないように鍵形に板壁が立てられていました。簡単に入れないような造りになっており、アニメや歴史映画で見たような感じがしました。内部に入ると、巨大な祭殿がでんと構えていて、威圧感さえ感じます。弥生時代にこのような建造物があったのかと圧倒されました。

  

「北墳丘墓」では発掘現場そのままの姿が展示されていました。墓の規模は大きく、また発掘現場の臨場感が感じられ、この展示は見応えがありました。この丘は人工的に作られた墓で14基の甕棺が見つかっているそうです。素焼きの甕(かめ)に亡骸を入れ蓋をして埋葬しており、中には青銅の剣などの副葬品が見つかっているものもありました。館内では埋葬の方法や発見された埋葬品の展示などもありました。

  

吉野ケ里遺跡を見て、自分の考えていた弥生時代の認識が大きく覆されました。私の弥生時代のイメージは学生の頃に教科書に載っていた「人々が農耕する画」の小さな村のイメージのままだったのです。弥生時代には既に高度な社会が形成されていたのだと深く認識を改めました。

「邪馬台国」の場所は九州説と近畿説がありますが、この遺跡を見せられると九州説もまんざら間違っていないように感じます。そして邪馬台国でないとしても、高度の文明が吉野ヶ里に繁栄していたことは間違いありませんね。


【参考】
吉野ヶ里歴史公園(公式HP)
 吉野ケ里の歴史や、各遺跡の説明、園内マップなど詳細な情報が掲載されています。
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